脚先の動きや姿勢の美しい舞踊として有名で世界中に愛好者がいます。最近では若者から紳士・淑女まで、幅広い年齢の方がアルゼンチンタンゴを習っていますが、タンゴとは具体的にどのようなものか、ご紹介します。

アルゼンチンタンゴ とは、どうやって生まれたの?

アルゼンチンタンゴ の始まりは、1870〜80年ごろ、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスの港町、ボカ地区で生まれたと言われています。

当時のブエノスアイレスは国際貿易で繁栄を極めていました。ヨーロッパからの移民、アフリカから連れてこられた黒人、そして現地のインディオ系の人々が混在する活気にあふれる都市だったようです。

しかし、その一方で貧しい移民労働者たちも大勢いました。彼らは故郷への思い、残してきた家族、恋人のことが忘れられません。だけど、もう帰れない。貧民街の酒場で酔っ払いながら娼婦たちと踊ることで、その悲しみを紛らわせていました。

そこではアフリカやヨーロッパ、そして現地インディオなどさまざまな文化のリズムやメロディが融合した曲が演奏されるように。こうしてアルゼンチンタンゴは段々と形作られていったのです。

アルゼンチンタンゴ とは、どんな踊りなのでしょうか?

「バラを咥えて赤いドレスで、、、」とよく言われますが、違います。また、社交ダンスの中のタンゴとも間違われやすいですが、実際は異なります。

タンゴというダンスがアルゼンチンからヨーロッパへと渡って生まれたのがいわゆる社交ダンスの中のタンゴ、コンチネンタルタンゴです。それに対し、アルゼンチンで愛され続けた踊りを、アルゼンチンタンゴと呼んでいます。

アルゼンチンタンゴと呼ばれる踊りには、大きく分けて2種類あります。ひとつは「ステージタンゴ」人にみせるための踊りであり、アクロバティックな動きが特徴的です。もう1つは「サロンタンゴ」タンゴのパーティで踊られる、もっと静かな踊りです。

ステージタンゴでは、基本的に振り付けが決まっていますが、サロンタンゴは純粋な即興で踊ります。男性がリードをし、女性がそれをフォローしていきます。難しいと思われる方もいるかもしれませんが、リードとフォローの仕組みを理解できれば、自由に踊れる奥深いものです。

サロンタンゴには失敗はなく、2人で会話を楽しむように踊ることが出来れば、他のダンスでは味わうことができない魅力が生まれます。リードとフォローが分かれば、世界中の方と踊りを楽しむこともできますよ!

執筆:桜子(Sakurako )
月曜初級クラス・水曜初級クラス・金曜レディステクニカ・入門クラス・プライベートを担当しています。
紹介はこちら、https://est-inspi.com/instructor/